IT業界の規模は、今後ますます拡大すると見られています。それであればIT業界で働くエンジニアの将来性も安泰かというと、必ずしもそうとは言い切れません。
その理由として、IT業界の技術革新が影響しています。ITの技術はどんどん進化していて、今後プログラミングの自動生成技術の発達する可能性があります。コンピューターが自動的にプログラミングできれば、エンジニアの出る幕がなくなります。特にAIが今後さらに進化すれば、これはエンジニアにとっての脅威になる可能性が出てきます。
実際AIは今でも急速に発達しており、そのおかげで豊かな生活が営めるようになりつつあります。しかし、すべてがAIによって機械化されれば、エンジニアの仕事を奪ってしまう形になりかねません。
また、デザインツールは今後さらに進化していくことが見込まれます。ということは別にコーディングをしなくても、簡単にきれいなサイトを作れるかもしれません。コーディングの必要がなくなれば、IT業界にさほど精通していない人でも簡単にサイト作りができます。そうなると、エンジニアへの需要も低くなることが懸念されます。
今後オフショア開発が進むとみられるのも、エンジニアの将来性に対する懸念材料となっています。海外のエンジニアに依頼すれば、より安い人件費でシステム開発も可能です。
このようにIT業界では、エンジニアの仕事がなくなってしまうのではという懸念材料がいろいろとあります。しかし、製造業や小売業などでITの専門技術を持ったエンジニアへの需要が高まる可能性もあるため、そこまで心配する必要もないでしょう。